【人は変われる】魔軍司令ハドラーから学ぶ人格成長術


ダイの大冒険で最も大きな変化をした敵は間違いなく『魔軍司令ハドラー』と言えます。
ハドラーはダイの師匠であるアバンが勇者をしていた時からの敵です。
いわゆる『悪』の代表格と言えるキャラです。
ただ、ハドラーほど劇的に心身共に成長し、最高の上司、戦士になれたのはダイの大冒険の中ではいません。
素晴らしいハドラーから、あなたは何を学ぶべきか?
まずは、ハドラーが成長するに至った敗北の歴史を見てみましょう!
『変わることができた』魔軍司令ハドラーの失敗の歴史
ハドラーの敗北は大きく分けると2つで
- 勇者アバンに負けたこと
- ダイに何度も失態を味合わされたこと
です。
ハドラーと同じような人間は珍しくない
『魔軍司令』ハドラーであるがゆえに、肩書きに振り回されていました。
どうですか?
あなた自身、もしくは周りに小さな『肩書き』や下らない『プライド』にしがみつことうとして必死になっていませんか?
実は
見せかけの価値に
見苦しく
しがみつくほど
捨てるものが増える
という事実を知って置かなければなりません。
もし、捨てるのに見合ってるならいいのです。
ただ
振り返ってみたら、何もない
だと悲しいですよね…
肩書きやプライドにこだわる人はなぜ、捨てるものが増えるかと言うと
「サンクコスト効果」
が作用してることに気がついていないのです。
せっかく手に入れた肩書き…
自分を守ってきたプライド…
つぎ込んだ時間と労力が無駄になる…
無駄になるのはイヤだ!
となるのです。
人は利益より損失に敏感な生き物ですから。
※サンクコスト効果の詳しい説明はこちら
ハドラーが変わるために捨てたものとは?
では、ハドラーは変わるために何を捨てたのでしょうか?
捨てたもの、それは
- 再生できる肉体
- 過去の栄光
- 寿命
まさに
ダイを倒すために
使えるものは全て
使っている状態です
再生できる肉体なんか普通の人は持ってないし、寿命なんて捨てること意図的にはできないんじゃない?
と思った方、少し考えてみましょう。
余計なものを捨てられるかどうかで人の成長は分かれる
実はあなたの大事なものの価値は
『あなた自身が決めているのです』
例えば
- 役職
- マイホーム
- 彼氏彼女
あなたは失いたくないものかもしれませんが、冷静に見ると
役職はリストラ合えば無くなるし
マイホームも災害で無くなりますし
彼氏彼女も別れることはあります
賛否はあるかもしれませんが、見方によっては全て『余計なもの』でないかもしれません。
ただ
ホントに自分の大事なもののことを考えてみなければ、今の現状は変わりません。
大きな変化は起こすためには、大きな変化を起こさなくてはなりません。
もし、無理だ!と言うのなら
今は無理に大きな変化をしなくても幸せなのかもしれませんね。
しかし、未来も幸せが続くようにするためには、余裕のある今、余計なものを見直すべきとも言えます。
ハドラーの成長は部下にも表れる
ハドラーは大魔王バーンにもらったチェスのコマで部下を作ります。
チェスはオリハルコン(ダイの大冒険の世界で最強の金属)で作られており、まさに最強の部下を手に入れたのです。
ただ、禁呪法を使い物質に生命を与えると、与えた本人の性格の影響が出るのです。
以前、ハドラーは禁呪法を使いフレイザードという炎と氷をあわせ持つ生命体を作ったとき
残忍で名誉や栄光を求める
という性格で出来上がりました。
ところが、今回ハドラーが作った生命体「ハドラー親衛隊」は
信念があり
仲間を思い
我が身を犠牲にしてもハドラーに尽くす
素晴らしい心の持ち主ができました。
ただ、一人だけフェンブレンという部下には捨てきれなかった残忍さや栄光を求める欲望が強くでてしまい、凶悪な生命体となりました。
ハドラーは自分の部下を禁呪法により生み出しましたが、現実の世界で部下は生み出すことはできません。
ですが
現実の部下も禁呪法に似たようなことが起きるというのを知ってますか?
現実も同じ!あなたの気持ちや行動が部下や後輩に影響を与える
いやいや、現実は違うでしょ?
と言う上司、または部下の方、実は大間違いです!
あなたは経験ありませんか?
やる気のある、引っ張っていく上司がいると
仕方なくでも仕事をしたり
上司のペースに巻き込まれたり
したことありませんか?
もしくは逆に
全くやる気の無い上司の下で仕事をしていると
仕事をテキトーにしたり
出来そうなことでもしなかったり
なんてこと、ありませんか?
あくまでハドラーという特別なキャラクター見てしまうかもしれませんが
現実と何か差はありますか?
上司という存在は
職場の空気を支配できます
支配されてしまうと、人は大なり小なりしたがっていきます。
となると、上司の考えによって空気が変わるので、部下は上司の影響をイヤでも受けるようになります。
あなたが部下なら
上司が悪いなら、さっさと抜け出す方法を取らないと、あなたは上司のようになります。
あなたが上司なら
部下のやる気や仕事の結果は自分が作り上げた空気による影響が大きいことを知っておきましょう。
ハドラーが最後の決断をするとは?
とある事情により、ハドラーは元上司である大魔王バーンと敵対することのなります。
バーンと戦うか?
ダイと戦うか?
ハドラーは決断します。
多少のためらいがあったものの、アバンを殺した自分はダイと合流することができないと考え、短い命を純粋に戦士としてライバルであるダイと戦うことに使うことを選ぶのです。
あなたは
自分の生き方をどう決めてますか?
大きな決断をするときは、自分の「本心」に従え!
決断をするときには
- 打算
- 感情
- 環境
など、色んな要因があって思うような決断ができないことがあります。
ですが
決断は
あなたがするものなのです
自分で決断することを忘れて周りのことを考えて、少しずつ的を絞っていく。
自分の意志ではなく、要因で決めていけば合理的かもしれませんが、後悔はする可能性が高くなります。
ハドラーは命が短く、命をかけた決断となります。
一般の人では命がけで決断することは少ないです。
ですが
決断は人を作ります
小さな決断、大きな決断関係なく人の成長に係わります。
人は日々決断をせまられます。
朝着る服から結婚相手、ランチメニューから自分のする仕事まで。
決断をするたびに進むと言っても過言ではありません。
決断を繰り返した先に
未来の結果があります
全てを命がけで決断をしなくてもいいですが、自分の決断は未来を決める。
決めた未来を後悔しないようにするためにはどうするべきか?
改めて考えてみませんか?
ハドラーは最後に敵であった相手をも助けようとする
ハドラーは最後にダイと戦い敗れてしまいます。
だが、決戦直後、力を使い果たしたダイを殺すため、ハドラーをオトリにして死神キルバーンがトラップを発動させます。
トラップにより、ダイとハドラーが危ないところをポップが助けに入ります。
ですが、助けに入ったものの
トラップで出てきた炎は全く消える気配は無し!
唯一脱出できる魔法を使えるポップは動けない!
もう打つ手無し!のとき、ハドラーは自らの命をかけて、ポップに魔法を使うチャンスをくれます。
ポップは魔法でチャンスを作りダイと脱出…したはずなのに、ポップは炎の中に残ってしまいます。
自らの命をかけて自分たちを助けてくれたハドラーに見とれてしまって…。
ポップにとってアバン先生のカタキだったハドラーは
敵であるポップにすら
敬意を払われる戦士として
生まれ変われたのです!
本当に素晴らしいものに対して敬意を持とう
「キライなアイツの言うことだから…」
とか
「アイツは敵対グループのヤツだから…」
なんてこと言ってませんか?
別にあなたの主観がどうであれ
素晴らしいことをする人に
敵も味方も無い
という事実は変えられません。
例えば
- 普段、仲が良くない同僚が会社を良くするために自分に頭を下げてくる
- 自分のキライな同僚が自ら学んで起業するために退職する
どんなにイヤな相手でも、行動や発言か自分にできないというのであれば敬意を持つべきと言えます。
なぜなら
敵にすら敬意を持てる人は
相手の本質を見ることができる
昨日の敵は今日の仲間となる日も来ないとも言えません。
大事なのは、小さな感情だけで考えるのではなく、相手のやっていることを見る目を持つことです!
まとめとして〜誰もがハドラーのように生まれ変われる!〜
最初は残忍で凶悪なハドラーでしたが、ダイたちとの戦いで追い詰められ、過去の栄光を捨てて、ダイに勝ちたい気持ちを純粋に高めた結果
誇り高い素晴らしい
一人の戦士へと変われたのです!
人はどうしても過去のいい時を思い出すときに快感も思い出す。
ゆえに、過去を捨てることはムズカシイと言えます。
ですが
今の自分を変えたいなら
今までと同じことを、同じ価値観を持っていても変わりません
だからこそ
ハドラーのように今までを変えるために捨てるのです!
あなたは何を持っているがゆえに変わることができないのでしょうか?
あなたは何にこだわってるゆえに変わることができないのでしょうか?
今一度、自分のことを見つめなおし、自分が何にこだわってしまっているのかを考えてみませんか?



まだまだ、生まれ変わったハドラーから学べることはあります!
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