目次
成長するための質問のコツ【応用編】
成長するための質問のコツ【基本編】をまだ見てない方は、先にこちらを見ることをオススメします。
では、基本編を踏まえて、どのように質問を活用すべきか?を見ていきましょう!
質問に自分の今の考えを述べる場合の注意点
質問をするとき、自分の価値観や意見を入れる時があります。
ですが、これも気を付けたいところ。
考えや意見は求める答え、相手、状況によって変わります。
上司、先輩、取引先など相手が上の場合
仕事で立場が上の人のへの質問の場合は自分の意見や考えがどうなのか?を質問することが多いと言えます。
例えば
・企画書の内容への意見、考え
・指導の内容の意見、考え
・取引内容の自分の意見、考え
などです。
これらに共通して言えるのは
まず、相手が何を聞きたいか?と相手の興味を考えましょう。
興味あることと、織り交ぜて自分の意見が相手に利益がある場合を除いて、ついで程度にしておきましょう。
もし
言いたい意見があるなら、興味をそそるような質問を使うのも手です。
例えば
上司があなたの範囲外の重要度が分からない仕事をいきなり押し付けられたが、自分は仕事を手一杯抱えてる場合に
「この仕事を今受けると、私の仕事が遅れてしまいますが、この仕事を優先して進行してよろしいですか?」
という意見と質問を混ぜたものをぶつけてみましょう。
よほどのブラック、老害上司でない限り、今、この仕事を任せると別の仕事の進行が遅くなることを理解した上で優先順位や方法を行ってもらえます。
質問は例えちょっと付け加えた意見も、質問の答えを出すために考える材料として聞いてもらいやすくなります。
※相手の機嫌も答える材料となるので、そこは気をつけましょう。
取引先には頼まれたプラン提示のときに別の見てほしいプランがあるのなら
「今見てる頼まれていたプランも良いのですが、もう一つのプランを見て御社のより良いプランはどちらか、比較してみるのはいかがでしょうか?」
これには質問に加えて、色んな心理効果も含まれた質問となり、別のプランを見てみたいと興味を持たれる質問となります。
友達など横の関係の場合
これは深く考えなくとも、自然にやっているかもしれませんね。
「あのアニメ楽しいけど、もうちょっと戦闘シーンをしっかり描いてほしいよね?」
や
「部長って人に細かいこと言うけど、よくタイムカード押すの忘れてるから説得力ないよね?」
など、いつの間にか質問と自分の意見を混ぜ合わせて言ってることがあります。
立場に差がないと、余計なことを考えなくて良いので比較的、質問と意見を合わせて言ってたりするのです。
ただし、相手への配慮は忘れずに!
「親しき中にも礼儀あり」です。
部下、後輩などの場合
実は上の立場の人より気をつけなくてはならないのです。
理由は
質問は相手に考えさせる
そして
上の立場の人間の言葉は重く受け止めやすい
こんな経験ないですか?
・上司の「お前はおかしいと思わないのか!?」という言葉が頭に残る
・先輩の「それくらい普通しってるだろ!?」という言葉で「普通」について考え込んでしまう
など、上から下への質問や問いかけなど、答えを出せ!と強要されてないことでも頭から離れない…それだけ
上から言われる+質問=相手の心に強く残る
となるのです。
上手く使えば成長していきますし、悪く使えば成長の芽を刈り取ります。
部下、後輩が育つ質問のポイントは
否定的な質問はしてはいけない
よくやりがちなダメ上司の質問は
「どうしてお前は仕事ができない?」
「なぜ、下らないことばかりする?」
など、マイナスを連想させるような質問をすることです。
このような質問をすると、「仕事ができない」「下らない」などのマイナスな言葉にとらわれてしまい、マイナスな連想をしてしまいます。
一回くらい…と考えてるなら要注意!
自分の考えで一回くらいだとしても、相手にとってとてつもなく重い一回である場合もあります。
確かに部下、後輩に気を遣ってばかりではやってられない!と言われそうですが
時代の流れによって部下の育成の仕方も変わります!
昔ならばOKなことも今では通用しないこともあります。
もし、昔からのことが全て正しいなら、人間は原始人から進化ができないでしょう。
信頼関係をしっかり作った上でのマイナス質問ならば
「この人は自分のことを考えて言ってくれてる!」
と思われる可能性はありますが、その時も慎重に質問を選ばなくてはなりません。
どのような質問が良いのか?
まず、お互いに目指す目標を明確にしておくことが大切です。
その上で、目標まで届かない、無理な場合、初めてそこで
「このままだと目標に届きそうにないが、どうしたら良いか?」
という質問をしていくのです。
本人も目標に届きそうにないことは完璧ではなくとも理解をしてると思われます。
となると、この場合、口調や言葉を選べば質問は説教ではなく、相談と感じさせることができます。
説教だと聞き入れない人も、相談だと聞き入れやすくなります。
なぜなら
失敗した相手のプライドをつぶさないからです
その空気を作った上で、改善策を上司、先輩である自分を通して、失敗した自分に問いかけるような質問を返させると自分で考える力を育てることもできます。
質問、返答の繰り返しは思考力を高め、答えへの道を見つける力も育てられるのです!
子供など圧倒的に離れた相手
先ほどの上司から部下への質問の応用ですが、そこに加えて
想像力をつぶすような質問はやめましょう!
具体的に言うと
・そんなこと考えても無駄だと思わないの?
・そんなの常識って知らないの?
・どうしてそんなくだらないこと考えるの?
など、否定と問い詰めるような質問をすることで、問い詰められたことに関して想像や思考することをやめたり、苦手になったりします。
ではどのような質問をしてあげるべきか?
結論から言うと
考えさせてあげる質問をしてあげましょう
大人は自分の時間と都合という基準で考えてしまいます。
理由は
自分の方が忙しく、優先すべきことだらけと思っているからです。
確かに無関係の子供相手にそれはムズカシイかもしれません。
ですが、自分の身近にいる子供には質問を考えてしてあげるようにしましょう!
上手く聞いて質問をする
基本編で上手く聞くことが上手く質問するためには必要と言いましたが、では具体的にはどうすればいいのでしょうか?
上手く聞く、聞きだす方法をここで学んでいきましょう!
相手が説明下手だった場合
結構あるのが相手の言葉足らず、相手がこっちも理解しているつもりで話すことで肝心なところをカットしてはなすことがあります。
この場合は
素直に自分がわからないところを確認する質問を返しましょう
例えば
「昨日の部長のあれ、ホント酷いと思わないか?」
と、いきなり言われたら、何のことかわかりませんよね。
そんな時、ストレートに聞くとすれば
「部長、どんな酷いことしたの?」
でいいのです。
ただ、ちょっと変化球で質問するならば
自分:「確かに俺も酷いと思うよ。お前もあんなことされたらどうする?」
同僚:「あんなさらし者にされたらさすがにメンタルやられるよ…」
自分:「俺もそうなるな…。でも部長、あれくらいのことでさらし者にするかね?」
同僚:「あれくらいって…クライアント怒らせて契約破棄になったんだから仕方ないだろ…」
と、これは上手くいきすぎかもしれませんが、足らない部分をしっかり聞いて質問を上手く使うと相手から情報を引き出すことも可能です。
相手が無駄なことばかりの説明をしてくる場合
これは、説明の能力が低い場合、もしくはこっちをダマそうとして余計な情報でしりたいことを隠す場合です。
こういうときこそ、しっかり聞いて、相手の本当に伝えたいこと、もしくは隠したいことを考えなくてはなりません。
説明に無駄が多い人の場合
この場合も二つのケースがあります。
要点が含まれてない無駄な説明が多い人の場合
この場合は話を一度聞いた後、こちらから質問をして答えを引き出す、もしくは答えられる人に代わってもらうなど、答えに近づけるように誘導していきましょう。
このタイプは何度話を聞いても要点が出てくる可能性が低いので、早めにこちらからの質問で主導権を取るのがポイントです!
要点が含まれているが無駄な説明が多い人の場合
この場合はしっかり話しを聞く力が必要となります。
要点だけにしぼって質問をすることで相手から必要な情報を引き出すようにしていきます。
その時「○○について最も重要な部分を教えてくれない?」としぼり込みましょう。
その後「次に重要な部分は?」と箇条書きにさせるように説明をさせていくのです。
もう一つの方法として時間がないのなら
相手の立場によっては意見を聞かず、先に要点をまとめてから質問するのもアリです。
ただし
相手の気分を損ねることだけは覚えておきましょう。
こちらに知られたくないことがある場合
こちらに知られたくないことがある場合がどうして「上手く聞いて質問をする」に入っているのか?と思いましたか?
相手に知られたくない、もしくはダマそうとしている場合、相手は何らかの説明や行動をしてきます。
その中で「説明をしてくる」場合は必ず
聞く立場になるからです。
ダマそうとしてくる相手を即座に見抜くのはムズカシイですが、怪しいと思ったときに思い出せば役に立ちます。
ウソは質問で崩せる
サイコパスのような心が常人とはちがう人を除けば
ウソは質問で崩せます!
当然ですが、質問ができる状況であり、話を聞かない場合は無効ですが、ちゃんと口論できるのなら質問は最強の武器です。
理由は
裁判所がまさにそうです。あそこは、弁護士、検事がお互いに質疑応答をして相手の矛盾を崩していくことで真実へ導くからです。
ですが、検事や弁護士のように簡単になれるわけではありません。
となると、どうするべきなのでしょうか?
ちょっとムズカシイですが、知っておくと役立つのでリンクを貼っておきますね♪
お互いに利益を出せるようにする
質問は相手がいて成り立つもの。
自分の質問を答えてもらうばかりでは相手は何のメリットもありません。
基本編でも言いましたが
質問に答えてくれる人は自分より上の人、つまり、本来、自分を相手にてるよりもやるべき仕事を持っていたり、時間がなかったりすることが多いのです。
つまり
見返り無しで答えてくれる場合は「善意」なのです!
その場合、一体何が相手へのお返しになるのか?
それが基本の「質問相手を選ぶ」の応用である「質問相手のことを理解する」です。
質問相手のことを理解する
これは誰にでもできればいいのですが、特に自分が欲しい答えを持っている相手に対しては学んでおくべきことです。
相手のことを理解することで、質問に答えてもらいやすくなる、質問に答えて相手が良かったと思ってくれるように行動できます。
ただ、どのように理解すればいいのか?いくつか紹介しておきます。
相手が嫌がることは?
他の何を全てを差し置いて
これだけは早く理解し嫌がることは避けなくてはなりません。
相手の嫌がること…状況や気分を害するようなことをできるだけ知っておく必要があります。
せっかく答えてくれたのに「こんなヤツに答えるんじゃなかった…」と思われたら、もう二度と話を聞いてくれなくなります。
そうなると質問どころではありません。
しっかりSNSなどで相手の嫌がることを調べて理解しておきましょう。
相手は何を目指しているか?
何を目指しているかが分かると、もらった答えに対してどうすればお返しをできるか?を考えやすくなります。
ただ、役に立たない場合もありますが、何とかお返しをしようとする、相手の目指すものを理解する、その姿勢を評価してくれる相手は大事にしましょう。
相手の趣味は?
当然趣味は相手の興味があるものです。
相手が何に興味があるかを知ることで、自分の持つ情報で答えにお返しができることもあります。
もし共通の趣味ならば、話も盛り上がり、お互い良い関係になり違うお返しができることもあります。
相手の不足している、苦手としているものは?
相手の不足や苦手が分かれば、自分の持っている情報やスキルが相手を助けることがあります。
お互いが助け合う関係になれば、お互いの分かりやすい利益となります。
自分と相手の持っているものを補い合えると一つの答えだけで終わらない関係となれることもあります。
まとめとして~質問は相手を知ることが大事~
応用編で説明しているのは
質問は相手があってのこと
ということです。
相手のことをしっかり考えてから質問をする必要があります。
基礎は自分を基準に、応用は相手を基準に考えることをメインとして解説してきました。
この基本編と応用編を踏まえてこんなことをしてみました♪
ちょっとしたエンタメとして楽しみながら見てください♪