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見てはいけないんです!人を操るカリギュラ効果の活用方法とは?
なんで、ここを今読んでいるのですか?
見てはいけない!と題名にあったでしょ?
と、言いながら、見ているあなたはカリギュラ効果を今、体験しているのです。
どういう事?となるでしょうが、ご説明していきますね♪
やってはいけない!は操られている!?カリギュラ効果最大の活用法!
「押すなよ~押すなよ~」
で有名なダチョウ俱楽部。
あれはフリであることはあなたも知っているかもしれませんね。
押すなよ~
は
押せよ
ですからね。
ですが、普通にとびらに「入らないでください」と書いてあるときっとあなたは
「中、どうなってるのかな?」
と興味がわいてきませんか?
ドアノブに手をかけて、鍵がかかってなければ、開けたりしませんか?
カリギュラ効果を意識しているわけではないのでしょうが、カリギュラ効果を分かりやすくしている日本の昔話を紹介しますね。
「ツルの恩返し」
はご存じでしょうか?
ワナにかかった鳥のツルをお爺さんが助けて、そのツルが若い女性となってお爺さんに恩返しに来て、素晴らしい反物(簡単に言うと和服の材料)を作ってあげるというお話です。
その中で、若い女性は
「私が反物を織るところは決してのぞかないでください」
と、言うのですが、お爺さん、のぞくんですよね。
で。正体のバレたツルはお爺さんの元を去っていったというお話です。
まさにお爺さん、カリギュラ効果に支配されている状態と言えますね。
人は
禁止、制限されればされるほど
やりたくなる
これが
カリギュラ効果なのです
カリギュラ効果を活用するなら相手に逆へと操ろう
分かりますか?カリギュラ効果の活用方法。
結論から言うと
禁止、制限することで
興味を持たせる
実にシンプルですが、興味を持たせることがポイントです。
例えば
金融商品を売ろうとする人が商品を次々説明していきます。
ですが、その中の一つの商品は
「あ、これは絶対オススメできない商品ですけど、配れと言われてるからパンフレットだけお渡ししますね。」
と言われると、大半の人が
「どうしてオススメできないんですか?」
と聞いてしまいます。
そこで、さらに
「メリットはあるんですが、お客様にはオススメできないと思いまして」
と言うと余計に説明を聞いてみたくなるのです。
そこで
「どうして私に勧められないの?理由を知りたいので教えてほしい」
となると理由が自分が思うより大したことでないのなら購入する可能性はかなり上がるのです。
あえて先に
禁止、制限をする
こうすることで、相手の興味を上手く自分の思う方に向けさせることができるという事なのです。
恋愛でカリギュラ効果を活用するには?
カリギュラ効果の活用は恋愛にも大きな効果をもたらします。
恋愛駆け引きなんて興味ない!
なんて言う人も実は自然と使ってたりするのが怖いところだったりします。
よくあるのが、付き合う前、付き合いだして初めての事を行うときなんかがそうですね。
心当たりありませんか?
・最初は二人っきりは無理→二人きりでデートしたい
・キスを断られる→次こそはしたい!
・相手の家に行く事を断られる→どうやったらいけるか考える
・初めてのHを拒否される→できるようにあの手この手を考える
あきらめるより、何とかしようと必死に考えたりしますよね?
さらに、そういうハードルがあるほどクリアしたときに快感が増す。
まさに禁止されたことで火が付くカリギュラ効果のドレイと化してしまいますね。
カリギュラ効果を
上手く使えば
恋愛は優位になる
大げさなように聞こえますが、実はそんなに大げさなことではないのです。
一度は「ダメ」言うことで、相手の興味を自分に向けるようにしている人、意図的でも、天然でもいたりしますからね…。
ちゃんと考えないとカリギュラ効果で操られる
今まではカリギュラ効果を活用方法を学んできましたが、逆に使われるとどうなるかも知っておく必要があります。
カリギュラ効果は
知っておくことと
相手の意図を考えること
で対策となります。
さらに、別の心理効果との一緒に使われることで効果が上がりますので気を付けましょう。
では、その心理学の一部を紹介しましょう。
カリギュラ効果をパワーアップさせる心理学を活用しよう
カリギュラ効果は単体でも使い勝手のいい心理効果ですが、かけ合わせでさらに強く作用します。これにより、失敗するパターンを紹介しますので、こんな失敗しないように気を付けて下さいね。
サンクコスト効果
損失を取り戻そうとしてるときにやってはいけないと止められると余計に損失へ目が言ってしまい、更なる深みにはまる。
例えば
「パチンコはやめた方かいいよ!だってもう10万円負けてるよ!取り返し事なんて無理だよ!」
と言うと性格も影響するが
「なら、せめて少しでも取り戻すためには打つしかないじゃないか!」
となってしまう。
心理的リアクタンス
人はいきなり自分のしていることや気持ちを否定されると反発してしまいます。つまり、「ダメ!」「おかしい!」「するな!」など制限を受けると反発した行動や気持ちになります。
例えば
「やる気は分かるが、そんな大したことない仕事は、時間をかけてやるだけ無駄だから止めときな!」
と言われると
「そんなことはありません!これも大事な仕事です!」
と無駄な仕事をやけになってやり込んでしまうことになります。
ツァイガルニク効果
完全にやり切るよりも、途中でやめたことの方が気になったり、興味を持ったりする効果です。
例えば
「ゲームはやめて早く勉強しなさい!」
と親が強制終了すれば、子供は急な中断により続きが気になり、さらにするなするなと何度も言われることにより、余計にゲームをやりたくなってしまうのです
ここで挙げた3つの心理効果以外にもカリギュラ効果を高めて失敗することは多くあります。
単純に物事をやめさせる、止める前に一度言い方ややり方を考えてみましょう。
例えば
ツァイガルニク効果で説明した事例で言うと、ゲームをやめさせるのではなく、勉強をすることをあえて「ダメ!」と言って親が勉強をして見せるのも効果ある場合もありますから。
※この3つの心理効果を詳しくしりたいならこちらもどうぞ♪
サンクスコスト効果
心理的リアクタンス
ツァイガルニク効果
まとめ
カリギュラ効果を理解すると、単純禁止は逆効果なのがわかります。
ゆえに覚えておく必要があるのは
・単純に禁止すると余計にやりたくなる
・止め方は状況に合わせてゆっくり方向を変えるようする
となります。
逆に利用する場合は
・あえてやらしたいことを禁止にしてみる
・ちょっと楽しさを見せてあえて止めて興味をひく
などがいいでしょう。
みなさんもカリギュラ効果を活用し、カリギュラ効果で誘導されないように
その先に何があるのか?
を考えるようにしていきましょう。
特に「禁止」や「注意」、「閲覧禁止」「クリック禁止」などに引っかからないようにして下さいね。
場合によってはとんでもない被害に合う場合もありますから。
※アダルトサイトっぽいバナーに「閲覧注意」とかをクリックすると「ご利用いただきありがとうございます」とかになり架空請求されたりしますからね…