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仕事において自分の意見、考えを広めるために
はっきり言って自分の意見の通し方が分からなければ、どんな仕事でも完全に他人の土俵。そんな職場にずっといても無駄に時間を浪費していくだけ。
さて、あなたはどうですか?そうならないためのやり方、教えます!
あなたは何が足りないから意見が通らないか?
こういうことはないだろうか?
ある企画を上司に通したいとあなたは思ってます。そんなとき当然上司にプレゼンするのですが、ちゃんと話を聞いてもらえないことや、すぐに突き返される、質問に答えられないなど…
なぜこうなるのか?
要因はいくつかあります。
1 準備不足
2 経験不足
3 観察不足
4 コミュニケーション不足
5 支持者不足
6 利益の説明不足
大体こういう要因に分けられます。
一つずつ見ていきましょう
準備不足は仕事に入る前にアウト
準備不足はまず仕事になりません。資料作り、作業道具を揃える、時間に余裕を持っておく…どの職種、業種でもしっかり準備無くして普通の仕事はできないものです。
例えば、料理人の包丁は必ず研いでありますし、トラックの運転手は出る前に自分のトラックを点検しますし、YouTuberでも撮影するための機材を配置してから始めます。
これから分かるように、準備はして当然。なら、それがどの仕事でもいるのは分かっていてしないのはなぜか?
それは次の経験不足も影響します。
ただ
その経験不足を
許さないのが
世の中です
経験不足はまず人やネットを頼ろう
経験不足だと、大きく分けて、準備が分からないというのが一つと、あまりにも準備を万全にしようとして何からしたらいいのかわからないのが一つだと思われます。
準備がわからない人はまず、先輩、同僚、ネットあらゆる所から所から情報をまず集めましょう。情報は集め方次第で経験不足を補える手段にもなります。
先輩や同僚にプレゼンを聞いてもらうのもいいと思います。
そこで意見をもらったりプレゼンする相手の特性を聞くのもいいでしょう
準備を万全にしたい人はまず最低限の準備をしましょう。なぜなら、最低限を出来なければ話にならないからです。
自分のプレゼンの構成から説明の補足になる資料、見せるなら品物、場合によっては場所などです。
その後着色となる演出や実演、後押し出来る追加資料などを作ると時間が無いときでも最低限はクリアしているので気持ちに余裕を持たせることが可能です。
プレゼンの進行の仕方などは出来るだけ上手い人のやり方を日頃から見ておきましょう。
今ならネットやユーチューブなどでも使える情報は多くあります。
誰も頼れない、教えてくれないなら失敗して当たり前、経験値を上げるために独自に考えてやるのもいい経験です。
もし
それでも失敗したなら
それから学び
経験値が
得られるのです
観察不足はプレゼン相手を落としにくい
プレゼンは相手がいて成り立つもので、相手に自分の意図を理解して説得するのが目的です。
それなのに自分の意見ばかりで相手がそれをどう思うか?相手に自分の意図は伝わるだろうか?など相手のことを考えないでプレゼンすれば、当然質問内容も予測しにくいし、最悪、聞いてももらえません。
なんせ、自分は聞いてもらう側、相手は承認する側なので、上下関係ができてしまいます。
ただ、この上下関係を越えれるのは後で説明する利益の説明不足にはなるのですが、ここでは観察不足についてなので、こちらをメインに説明します。
相手がどういう人かわかっているなら、相手が聞いてくれるようにプレゼンしなければ何の意味もありません。
相手の疑問を解決してあげなければ当然意見は通りません。だから、相手が上司だろうと企業だろうと相手のことを知らなければなりません。
そして、自分の特性を知り、自分らしさを出せるプレゼンをする必要もあります。
もし、説明だけでいいなら資料で終わります。
そこでオリジナリティーを出して『プレゼン内容』より『自分だから』で通すようにできるなら最高のプレゼンと言えるかもしれません
”敵”を知り
己を知れば
百戦殆うからず
孫子の兵法を知らない人でも聞いたことあるかも知れないくらい有名な言葉です
観察不足の結論を明確に表した言葉たと私は思います。
他にも応用できる素晴らしい言葉でもあります。
コミュニケーション不足は加点要素が得られない
全く面識ない相手で初めて会う人にプレゼンはかなり難易度が高かったりしますが、日頃、会っている相手にプレゼンとなると、メインではないけど役立つのが日頃のコミュニケーションです。
分かりやすく言うと
・日頃親密にしているA部長
・ほとんど話をしたことないB課長
どちらの方がプレゼンをしやすいでしょうか?
答えは簡単ですね?
まあ、一般的に役職飛び越えて親しくするのはレアでしょうが、コミュニケーションを良く取っている方がプレゼンしやすくなりますよね?
ただ、今の例は一対一やプレゼン相手が一人の場合です。
複数の場合はどうでしょう?
苦手な人や興味無い相手も居たりします。この場合どうするべきか?
実は
根回し…事前に内容を知らせて、個々の反応を知り、先に問題解決…もしくは問題を洗い出しておくのが大事です。
国会とかもそうでしょ?
国会だけの審議ではなく、国会の外で意見調整して審議をするというのと同じなんです。
プレゼンで
一番辛いのは
反対意見や
無反応などの
マイナスの
雰囲気です
酷いときは空気でイマイチと言う判断に流れて終わりになることもあります。
だから根回しは有効になるのです。その重要性は次の支持者不足で説明します
一騎当千でないのなら仲間を増やそう
プレゼンでどんなに良くても一押し足りないようなとき、実は賛成派は強力な援軍になります
強く支持しなくとも、単純に数の力は侮れません。
前の『コミュニケーション不足は加点要素が得られない』の逆で
1 役職者
2 先輩
3 同僚
の支持が得られるなら人間、数の意見はほとんどの人が余程変な意見でない限り反対しにくくなります。
ただ、この支持者には条件があります。
プレゼンする相手が認めてる人が前提条件になります。
逆に認めてない、否定している相手だと逆効果です。
認めて無くても大丈夫なのは、プレゼン相手より立場が上の人となります。
相手の立場を考えてみるとわかることですが自分の認めてない相手や否定している相手、権限の無い相手のためにリスクを取るのは誰しもが嫌なはずです。
卑怯かもしれませんが、上手く相手の納得いく条件の一つとして相手の認める味方を用意するだけでプレゼンはぐっと楽になります。
場の空気を
簡単に
変える方法は
味方の数を
増やすことです
利益の無いことを誰もしない
最後になりましたが、これがプレゼンの中で自分が伝えたいこと、相手に知ってほしいことのはずです。
プレゼンは終わった後、お互い納得できる利益を得られるならプレゼン成功であり、今後の発展にも繋ぐことができます。
そこで、お互いの利益の出し方ですが、相手の求めてることをちゃんと理解し、自分の利益を出す。その落とし所を探る作業でもあるのです。
ただ、気を付けて欲しいのが、たまに自分の利益を一切妥協しない、歩み寄る気が全く無い相手の場合は残念ですが、相互利益が生まれる可能性が低いため、交渉を止めるか、一度退いて作戦の建て直しがいるかもしれません。
ただ、プレゼンをする側も自分の利益だけを押し付けないようにしないと、結果その場の関係となり、利益の継続的獲得には繋がりにくく、成果として認められなくなる可能性も忘れてはいけません。
何より
自分の価値を
下げると
後々
苦しみます
その一瞬だけがいいなら問題無いかも知れませんけどね。
結局意見を通すとは何か?
簡単に言えば材料を全て出し合い、解決案を作ることなのかもしれません。
大事なのは相手を負かして勝利することではなく、お互い利益の得られる形にしていくことなのだと思います。
たまに
勝負相手を倒して勝ってナンボだ!
と言う人いますが、それは順位付けをするときであり、打ち負かしてきた相手に次何かを頼むとき、余計な身構えと得られるはずの利益の減少すら招きます。
利益あるなら相手も得してる、と言う考え方は絶対ではありません。
金銭的利益を優先するときもあれば、金銭的損失をしても時間の優先をすることもある。利益は自分の描いてたものと異なるのはよくある話です。
例えば
安くて量産できる品物をプレゼンし、金銭的利益の主張をしても、会社が品質重視なら、当然論破しても難色を示す可能性が高くなります。
私なりにプレゼンの結論は、
相手のことを
しっかり考えてあげて
お互いが利益を
得られるよう
追求するのが
基本であり
無理強いは
どこかで
しわ寄せがくる
生ぬるいことを言ってるようで、実は一番王道なのではないかと私は思います。
もし、一方的な利益強要ならプレゼンの意味も時間も無駄で結局誰も利益が得られない形が待っているでしょう。
もしよければ私が読んだ中で参考になった本を紹介しておきます。プレゼン…人に意見を通すときに役に立っています。
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1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 [ 伊藤 羊一 ] 価格:1,540円 |